プレスリリース

PIXELA

ピクセラがVoysys社の提供する5Gを利用した
超低遅延映像伝達プラットフォーム「Voysys Odenシステム」で、VRの最先端技術を活用した今までにない映像体験を「5G X(クロス) LAB OSAKA」にて体験可能に
~ 超低遅延映像が可能にした自動車等の遠隔操作を実際に体験 ~

2020年9月30日

デジタル機器を通じて新しい生活を提案していく株式会社ピクセラ(本社:大阪府大阪市、代表取締役社長:藤岡 浩、以下 当社)は、当社が販売代理店のVoysys AB(本社:Sweden、CEO:Magnus Persso、以下 Voysys社)の提供する5Gを利用した超低遅延映像伝達プラットフォーム「Voysys Odenシステム」が、ソフトバンク株式会社(本社:東京都港区、代表取締役 社長執行役員 兼 CEO:宮内 謙、以下 ソフトバンク)、大阪市(市長:松井 一郎)、AIDOR共同体※(構成:公益財団法人大阪産業局(所在地:大阪市中央区、理事長:立野 純三、以下 大阪産業局)および一般社団法人i-RooBO Network Forum(所在地:大阪市住之江区、代表理事:坂本 俊雄、以下 iRooBO))が運営する「5G X(クロス) LAB OSAKA」で2020年9月30日より展示されることをお知らせいたします。

Voysys Oden システム イメージ

Voysys Odenシステムについて

5Gを利用し、低遅延で走行中の自動車等の周囲の映像を伝送するVoysys社製プラットフォームです。自動車に搭載したカメラの映像を、GPUを利用して高速圧縮演算を行い、5Gネットワークを通じて遠隔地にある操縦席に伝送し表示します。さらに、操縦席からのハンドル、アクセス、ブレーキの情報を自動車に伝達することにより遠隔操縦を実現しています。自動車からの映像伝送は、使用する5Gネットワークの影響を受けるものの、最短50~70mミリ秒の遅れで操縦席に到達します。この超低遅延映像伝送を実現したことによって、遠隔運転が可能となりました。

Voysysロゴ

特長

  • ・カメラからモニター画面までのEnd to Endのリアルタイム映像伝送遅延が最短50~70ミリ秒
  • ・360°映像 映像およびそれを表示するヘッドマウントディスプレイ等のサポート
  • ・1つの運転席から複数の自動車を切り替えて制御することが可能
  • ・計器や、環境情報などを自動車映像に重畳して映像表示することが可能

今回、導入したシステムは、展示室にパソコン、ディスプレイ、ハンドル、ブレーキペダル等を用意して運転席とし、Wi-Fiネットワークを介してカメラを搭載した8分の1スケールの模型自動車を無線操縦するシステムになります。また、ヘッドマウントディスプレイ(HMD)もサポートしており、運転席でHMDを装着すれば、あたかも自動車に乗って運転している感覚で操縦することが可能です。

本プラットフォームは、海外ではすでに、工事用トラック、クレーン、などの遠隔運転に採用されており、日本での商用利用への応用が期待されています。
今後、この超低遅延映像伝送技術と、当社の保有する放送映像処理技術とを組み合わせて、新たな技術開発を行っていく予定です。

海外での採用例1

海外での採用例2

「5G X LAB OSAKA」について

「5G X LAB OSAKA」は、ソフト産業プラザTEQSに開設される、5Gビジネスの創出を支援するためのオープンラボです。
「展示・体験ルーム」と「検証ラボ」が設置されており、企業は5Gのデモンストレーションを体験できる他、5Gを活用した製品やサービスの開発・検証が行えます。

「5G X LAB OSAKA」の展示・体験ルームのイメージ

所在地 大阪市住之江区南港北2-1-10 ATCビル ITM棟6F 「ソフト産業プラザTEQS」内
URL

https://teqs.jp/5gxlab

オープン日 2020年10月1日(木)

※「5G X LAB OSAKA」は、事業者のお客さまのみを対象としています。
※ご利用には、専用フォームからの事前予約が必要です。
※「展示・体験ルーム」内のデモンストレーションは、一部の製品を除き、まずは4G LTE環境等での実施となります。5Gを活用したデモンストレーションは、順次開始される予定です。

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仕様および外観は、性能向上やその他の理由で予告なく変更される場合があります。